【特集】大阪地下鉄の記録 #01「ブルーのOTS系」

2005年から2020年まで15年間、近世の大阪市営地下鉄・大阪メトロを、私はファンとしてたくさん撮影してきました。

もし私が死んだらこういった写真はおそらく破棄され、二度と日の目を見ることはないでしょう。

 

私も今、歴史調査の為に古写真を調査・研究することが増えています。つまりそれは先人が残してくれた資産を享受しているということに他なりません。

私もまた、次代に続いていく大阪メトロファンの為に、今しか記録できない写真をしっかりと残してしっかりと公開していくべきだと考えるようになりました。

そのような思いから、今回このような特集を組み上げました。しばらく長期シリーズで掲載していく予定です。

当サイトをよくご覧いただいている古参な方には何度か見た写真かもしれませんが、ご容赦頂ければと思います。

Osaka-Subway.com Author:207

 

 

第1回は、私が初めて撮影した大阪市営地下鉄OTSの記録である「OTS系」を取り上げます。

また、当ブログでの記事は「Osaka-Subway.com」のバックアップとなっており、全く同一のものとなっています。

これはOsaka-Subway.comが有料サーバーだからであり、万が一止まってしまった場合にこちらが機能できるようにするものです。

 

 

OTS系時代

f:id:series207:20200410113554j:plain


撮影年月日不明  大阪港 撮影:Osaka-Subway.com

OTS系は、大阪港トランスポートシステム(OTS)所属の車両として2編成が山口の日立製作所にて誕生。1997年から中央線と相互乗り入れという形で走ってきました。

 

f:id:series207:20200410113613j:plain
2004.?  弁天町 撮影:Osaka-Subway.com

こちらはOTS系第2編成。左上のロゴが「OTS」となっており、前面のカラーがスカイブルーなど青色系のものになっています。

 

 

f:id:series207:20200410113616j:plain
2005.?  大阪港 撮影:Osaka-Subway.com

2005年7月1日、OTSが鉄道事業から撤退し、OTS系は24系として大阪市交通局編入されることになりました。

それにあわせてロゴを撤去、新たに地下鉄標準のVVVFマークになりました。

 

 

谷町線

f:id:series207:20200410113756j:plain


2006.3.3 谷町四丁目 撮影:Osaka-Subway.com

OTS系は、リニューアル工事・及び近鉄けいはんな線向けの高速化改造を行っていた20系とのトレードで、谷町線へ転属することになりました。

その為、中央線から谷町線へ、谷町四丁目の連絡船を通ってやってきました。

 

 

 

 

f:id:series207:20200410113655j:plain

2006.3.5 八尾南 撮影:Osaka-Subway.com

それから二日後、美しいブルーの塗装を剥がし、22系へとデザインチェンジする為に大日から八尾へと回送されてきました。

 

f:id:series207:20200410113659j:plain


2006.3.5  八尾南  撮影:Osaka-Subway.com

兄弟である01編成は先の2月に既に塗装が変更されており、残るはこの第2編成のみでした。この塗装とも、これで本当にさよならです。

 

f:id:series207:20200410113704j:plain


2006.3.8  八尾南  撮影:Osaka-Subway.com

入庫から3日。フロントもブラックフェイスになり、この時点でかなりの改修工事が終了しています。22系を帯がない状態で見れるのは珍しいですね。

この後、3月15日に再び大日検車場へと回送されていきました。

 

f:id:series207:20200410113838j:plain


2006.6.3.  文の里  撮影:Osaka-Subway.com

1ヶ月経たないうちに「大阪市交通局化」が完了しました。

22系に編入されるにあたっては、「元の車番+22011」という形が取られています。

 

・951→22962

・952→22963

 

 

f:id:series207:20200410113841j:plain



撮影年月日不明  八尾南  撮影:Osaka-Subway.com

外観からは元の面影が全くありませんが、実は内装の化粧板のみはOTS時代のまま取り替えていないので、現在も見分けがつきます。

 

 

元リンク

 http://osaka-subway.com/post-20465/