鉄道WebサイトのM&Aの可能性について再考してみる

以前ちらっとお話した「WebサイトのM&A
(http://d.hatena.ne.jp/series207/20091029/1256753199)

M&Aとは'Mergers and Acquisitions'、合併と買収のことを指します。


企業同士で行われるM&Aというものが、近い将来個人サイト同士でもなりたつのではないか?というのが私の持論です。

そもそも、M&Aはその企業が持つ技術が欲しい場合や、破綻した企業の救済目的…などなどいろいろありますが、
サイトのM&Aの場合はどうなるでしょうか

そのサイトが持つ価値が欲しい

例えば歴史的に価値のある写真を多数掲載していたり、魅力あるコンテンツを掲載している。
そしてその写真やコンテンツを買取元がいちいち許諾を得ることなく自由に使用できる、という場合


また、新たに資料サイトを立ち上げたい人が、そのコンテンツを掲載するにあたり
時間を節約するために買収する場合、など。


サイトオーナーがなんらかの理由で更新停止、死去した場合

今あるコンテンツを有効活用する為や、サーバーがなんらかの都合で維持出来なくなり、
歴史的価値のあるコンテンツが失われる恐れがある場合。

個人サーバーでなくとも、レンタルサーバーでも今やなくなる時代です(Infoseek)


査定の基準

https://www.sitema.jp/quick/?mode=formなどを見ていると、項目としてこのような箇所があります。

・月間PV数 相場を見ると100PVで1,000円ほど
・売り上げ  AdsenseAmazonなどの収益
・営業利益  そこから運営コストを引いた価格
・運営コスト サーバー維持費など

価格相場

だいたい平均的には50万円前後のようです。*1
月間ページビュー数が28,000〜50,000でこの価格ですから、おおよそ100PVあたり1,000円という計算になるでしょうか。

当サイトの場合

当サイト(http://series207.oiran.org/)の9/20〜10/19までの月間PV数は3,819人でした。
つまり上の基準に照らせば、38,190円というところになります。



果たしてこの相場でM&Aが成り立つのか

買収する側にとって、38,190円という価格が成り立つのかどうか。
207GMPを38,190円で買おうと思う方は出てくるかもしれませんが、私はこの価格では応じないと思います。笑


そこがWebサイトM&Aの難しいところで、作った本人はよほど適当に作った…などの思いがない限り
やっぱり思い入れがあるものだと思うのです。


そして、買収後にコンテンツを有効活用してくれるのかどうか。
コンセプトが一致しないと、これもM&Aが成功しない理由になってきます。