長堀鶴見緑地線の故障

昨日は災難だったようですね。
情報が混乱していたので昨日は書きませんでしたが、ここに来て揃ってきたので記事にしようと思います。


http://www.kotsu.city.osaka.jp/news/news/h21/100315_nagahoritsurumi-owabi.html
交通局からの公式見解が出ているものの、今ひとつ何が原因なのか特定出来ませんでした。


事象としては、昨日朝の5:40〜11:11まで運休。
9:00から大正〜京橋で運転を部分再開する。
部分運転時の京橋行→(http://siivercommuter.blog120.fc2.com/blog-entry-19.html
11:11より全線で5時間半ぶりに運転再開。


原因は?


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100315-OYT1T01361.htm?from=main2
によると、
①営業運転中だった列車Aが京橋発の時点でATC故障が発生。
なるべく後続列車への影響を抑えようと、ATCを解除しての手動運行を指令所が指示。


②故障した列車の代替措置の為に列車Bを急遽出庫させ、門真南駅で列車Bを待機させる。
予定では1番線に到着した列車Aの運用を列車Bに置き換え、列車Aはそのまま鶴見車庫へ入庫


③しかし、鶴見緑地駅手前のポイントが列車Bを出庫させた時のままの
「車庫出庫線から出てくる状態」になっている事に指令所が忘れ、また運転士が気づかずにそのまま直進。
無理に横断した結果、ポイントが破損。
破損したポイントの画像→(http://mainichi.jp/select/jiken/graph/20100316osaka/6.html


④列車Bからのポイントの切り替え忘れが門真南駅の手前のポイントでも起き、
本来1番線に到着予定だった列車Aが列車Bの居る2番線に進入。
指令所が70m手前で緊急停止させる。乗客20人は全員無事であった。
後退させ、1番線に進入した。


その他ニュース記事はこちらから
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031601000091.html
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031501000865.html



70m手前で停止したものの保安装置であるATCを切っており、あと一歩間違えれば正面衝突……という事態でした。
過去を見ても保安装置を切ったせいで事故につながった…という場合が見受けられます。
門真南駅手前は制限速度がかかっていたと思いますが、もし運転士が何らかの異常で「通常の運転が出来なかった」
と思ったら……と思うと怖いですね。